vCenterとメモリ・メトリック

仮想マシンレベルで表示されるメモリーの詳細はvSphere クライントに数カ所配置されています。メモリ メトリックの解釈に戸惑う方も多くいるでしょう。というのも、用語的に似たような物が多く、それらが必ずしも同じことを指すとは限らないからです。サマリタブ内を見てみましょう。

ではまずはじめに全般(General)から。

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原文: http://www.yellow-bricks.com

上記のスクリーンショットでは二つの項目がメモリーに関連します。

メモリ (2048MB)
メモリ オーバーヘッド (110.63MB)
最初の「メモリ」は、仮想マシンのために確保したメモリの量です。次の「メモリ オーバーヘッド」はVMカーネルが、該当する仮想マシンのために必要とするメモリのことです。ページテーブル、フレームバッファなどがそうです。

次にリソース(Resources)。

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原文: http://www.yellow-bricks.com

同じく二つ、メモリに関連する項目があります。

消費されたホスト メモリ (1390.00MB)
アクティブなゲスト メモリ (61.00MB)
消費されたメモリとアクティブなメモリは一見すると理解しにくいかもしれませんが、頭を抱えるような物ではありません。「消費されたホスト メモリ」はゲストの為に割り当てられた、ホストの物理メモリです。メモリ オーバーヘッドも含まれるため、「消費された」メモリはゲストに与えられたメモリの容量を超えることもあります。余談ではありますが、パフォーマンス タブのパフォーマンス チャートの凡例内の消費カウンターには、実際のところメモリ オーバーヘッドは含まれません。

アクティブなゲスト メモリはVMカーネルが予想する、仮想マシンによって実際に使用されているメモリのことです。この「予想」は統計的なデータのサンプリングで計算された「予想値」です。

次のタブ、リソース割り当ては見る限りサマリより詳細です。

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原文: http://www.yellow-bricks.com

メモリ セクションは三つのサブセクションから成り立ちます。

ホスト メモリ
消費 (1.36GB)
オーバーヘッドの消費 (42.00MB)

消費はゲストに割り当てられたメモリです。2GBの内、1.36GBがゲストによって消費されていることになります。オーバーヘッドの消費は仮想化オーバーヘッドによって消費されているメモリで、最初のスクリーンショットのVMカーネルが予想していた値よりも低いことが伺えます。簡単な方程式にするならば、こんな感じでしょう:
消費 = プライベート + オーバーヘッドの消費

ゲスト メモリ
プライベート (1.32GB)
共有 (700.00MB)
スワップ済み (0.00MB)
圧縮済み (0.00MB)
バルーン済み (0.00MB)
未アクセス (1.00MB)
有効 (102.00MB)

ゲスト メモリはいろいろあって、少々複雑に思えてくるでしょう。プライベートは物理的に確保されたメモリです。この場合1.32GBが物理的に確保されています。共有はTPS(Transparent Page Sharing*1)によって共有されるメモリです。スワップ済みはVMカーネルによって解放されたスワップ量。圧縮済みは仮想マシンの圧縮キャッシュに保存されたメモリの量。バルーン済みはバルーン ドライバによって開放されたメモリの量。後者三値はいずれも0が望ましいです。未アクセスは説明するのが厄介ですが、公式ドキュメントによると「ゲストによって決して参照されないメモリの量」です。

有効はアクティブに使用されているメモリです。コレも統計的なデータのサンプリングで計算された値です。(スクリーンショットを見て、61MBから102MBに変わったのがおわかりでしょう)最後のセクション、リソース設定ですが、ここにも二つ説明が必要な情報があります。
割り当ての最低限度 (2.14GB)
オーバーヘッド予約 (0.00MB)

割り当ての最低限度は全仮想マシンがフル稼働でメモリを消費するときに最低限に割り当てられるメモリのことです。仮想マシンに多大なメモリを割り当てる場合に要になるでしょう。オーバーヘッド予約はオーバーヘッド化メモリによって予約されているメモリの量。

元記事: http://www.yellow-bricks.com/2010/12/20/vcenter-and-memory-metrics/

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