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vSphereでWindows 2008 R2とWindows 7を使う

vSphere 上で Windows Server 2008 R2 または Windows 7 をゲスト VM として実行している人ならば、VMware Tools のインストール時に SVGA ドライバをインストールしないよう、VMwareのナレッジベースの記事(KB 1011709)で勧告されていることはご存知かもしれない。記憶が正しければ、これは特定のシナリオにおいてみられる安定性の問題が背景にあったはずだ。

ESX 4.0 で Windows 7 または Windows 2008 R2 をゲスト OS として使用することを考えているのであれば、VMware Tools に同梱されている SVGA ドライバの使用は避けた方がいい。代わりに標準の SVGA ドライバを使用することをお勧めする。

通常インストールでは SVGA ドライバがデフォルトでインストールされるため、これらのゲスト OS ではカスタムインストール(もしくはスクリプトによるインストール)を行い、SVGA ドライバを除外する必要があった。あるいは通常どおり VMware Tools をインストールし、後からデバイスマネージャで SVGA ドライバを削除していた。そうすると当然、VM は最初のスクリーンショットに表示される VMware Tools の SVGA ドライバではなく、Microsoft Windows が提供する SVGA ドライバを使用することになる。Microsoft Windows が提供する SVGA ドライバでは正常に機能し、安定性も良かったが、VMware Remote Console を介したマウスの動作が若干遅く感じられるという副作用があった。

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原文: http://www.boche.net/blog

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

VMware は ESX(i) 4.0 Update 1(2009/11/19 リリース)から挙動を変え、2 月に上記 KB 記事を改訂した。これによると、最新の VMware Tools には新しいバージョンの SVGA ドライバが同梱されており、通常のインストールでファイルは格納されるが、有効にはならない。

最も効果的な解決法は ESX 4.0 Update 1 にアップデートすることである。これには新しいWDDM ドライバが含まれており、VMware Tools と一緒にインストールされ、動作も保証されている。VMware Tools のアップグレード後、C:Program FilesCommon FilesVMwareDriverswddm_video に格納される。

通常どおり VMware Tools をインストールした後、標準の SVGA ドライバがインストールされているのが確認できる。KB の記事にしたがい、Windows デバイスマネージャを開いて  C:Program FilesCommon FilesVMwareDriverswddm_video に保存されたファイルにドライバを更新する

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原文: http://www.boche.net/blog

 

 

 

 

 

 

 

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原文: http://www.boche.net/blog

 

 

 

 

 

 

 

すると、新しいバージョンの VMware Tools に同梱された新しい WDDM ドライバがインストールされる。

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原文: http://www.boche.net/blog

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再起動すると、長年 VMware を使用していて慣れ親しんだ、マウス動作のサクサク感と正確さが戻った。残念なのが、古いバージョンの Windows ゲスト OS では適切な VMware SVGA ドライバがインストールされるが、Windows Server 2008 R2 と Windows 7 では、Linux の ゲスト VM で VMware Tools をインストールする時と同じように手動でインストールする必要があることだ。その上、VMware Update Manager(VUM)を介した VMware Tools の自動インストール/アップグレードでは、WDDM ドライバが有効化されない。つまり、多くの VM では、適切な WDDM ドライバをインストールするには手動操作あるいはスクリプトの記述が必要となる。1 つできることは、WDDM ドライバを Windows Server 2008 R2 と Windows 7 のVM テンプレートにインストールすることだ。これにより、これらのテンプレートからデプロイされた VM では、WDDM ドライバがインストールされ、有効化された状態となる。

VMware が提供する WDDM ドライバのインストール方法は、短期的に見れば有用だが、スケーラビリティと堅牢さを備えた長期的ソリューションではない。VMware には WDDM ドライバが自動的にインストールされる自動化ソリューションが求められる。VUM にそれを組み込むべきだ。VMware Tools の次のアップグレードでは果たしてどうなるか―WDDM ドライバがそのまま残るか?それとも WDDM 版に代わり標準版が採用されるか?今後も目が離せない。

元記事: http://www.boche.net/blog/index.php/2010/03/28/windows-2008-r2-and-windows-7-on-vsphere/

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